忠兵衛ぐでんぐでん日記

高知の歴史好きが作ったプチ武将列伝&ざっくばらんな話集等です。

「般若心経~」18

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「無無明」( むー むー みょー )「亦無無明尽」( やく むー むー みょー じん ) まだまだ「無」無双が続きます・・・ 「無明」という言葉が両方に入っていますね。 無明(…

「般若心経~」17

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「無眼界」( むー げん かい )「乃至無意識界」( ない しー むー しー しき かい ) 「眼界」というのは(がんかい)とも言って漢字の通り解釈すると視界と同じ意味です。…

「般若心経~」16

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「無眼耳鼻舌身意」( むー げん にー びー ぜっ しん いー )「無色声香味触法」( むー しき しょー こー みー そく ほぉー) まず、「無眼耳鼻舌身意」からいきます。 お釈…

「般若心経~」15

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「無色無受想行識」( むー しき むー そー ぎょー しき ) 「無色」とは「色が無い」という事ですね。 では「色」とは何ぞや。これは復習ですが覚えていますか? ・・・ ・・…

「般若心経~」14

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「是故空中」( ぜー こー くぅ ちゅー ) 「是」は「この」というニュアンスで大丈夫だと思います。 「このお菓子おいしいね。」のこのです(笑) では 「故」とはどういった…

「般若心経~」13

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「不増不減」(ふぅー ぞぉー ふぅー げん ) ここは説明の必要もないと思います。漢字のまんまですね。 「不増」は増えない。「不減」は減らない。 合わせてみると 「不増不…

「般若心経~」12

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「不垢不浄」(ふー くー ふー じょう ) この個所も言葉の通り解釈するとよろしいかと思います。 「垢(く)」という言葉は仏語においては心を汚す不浄なもの(自分たちを苦…

「般若心経~」11

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「不生不滅」(ふー しょー ふー めつ ) ここは言葉の通り解釈するとよろしいかと思います。 「不生」は、生まれる事の否定なので生まれない「不滅」は、滅ぶ事の否定なので…

「般若心経~」10

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「是諸法空相」(ぜー しょー ほー くー そー ) 「是」は「この」や「これ」、 「諸法」は、「万物」「全ての現象」といった所でしょうか。 漢字の通りで訳したら 「もろもろ…

「般若心経~」09

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「受想行識」「亦復如是」です。 (じゅー そー ぎょー しき)(やく ぶー にょー ぜー) と発音します。ここはリズム的に覚えやすいかな? 前回説明しました、五蘊の「色」以…

「般若心経~」08

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 今回は・・・ 「色即是空」「空即是色」です。 (しき そく ぜー くー)(くー そく ぜー しき) と発音します。この辺りは覚えにくい個所ですね・・・ 意味としては前回お話ししました。 …

「般若心経~」07

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。 中身の意味についての介錯ですが、このあたりから・・・ よく分からなくなります。 うーん・・・って感じなのでゆっくり行きますよ~。 今回は 「色不異空」「空不異色」です。 「色」とは…

「般若心経~」06

舎利子とは何ぞや?? 般若心経に登場するこの3文字・・・一体どういった意味なんでしょうか。 答えは簡単。「舎利子」(しゃー り- しー)とは お釈迦様のお弟子さんのお名前です。 元々般若心経はお釈迦様が瞑想中に、観音様が舎利子に対し、空について…

「般若心経~」05

「般若心経」の内容について私なりに勉強しながら訳しています。 今回は 「照見五蘊皆空」「度一切苦厄」です。 お経風に読むと、 (しょー けん げー ごー うん かい くー) (どー いっ さい くー やく) 「照見」(しょうけん)とは 仏教用語で 「物事の…

「般若心経~」04

「摩訶般若波羅蜜多心経」という「般若心経」の正式名称を 「大いなる智慧を完璧に理解する心のお経なんだよ」 と訳しました。 さぁ!いよいよ今回からは本文の意味に移っていきますね。 先は長いかもしれませんが、少しずつ・・・少しずつですよ~(笑) で…

「般若心経~」03

「般若心経」の正式名称 「摩訶般若波羅蜜多心経」(まかはんにゃはらみったしんぎょう) ってどんな意味でしょう。 「摩訶」 って 「摩訶不思議」 の「摩訶」でしょうかね。 実は仏教用語ではおなじみの言葉なんです。 「摩訶般若波羅蜜多心経」以外でも 「…

(9)降伏後の四国

降伏した元親は土佐一国が安堵されます。 阿波一国は蜂須賀家政に与えられました。 本当は蜂須賀小六に対してだったが、小六が太閤の側で働きたいと言ったため息子が受けることとなりました。 讃岐は「仙石 秀久(せんごく ひでひさ)」が大半を、一部「十河…

(8)忠兵衛の思い

程なく秀長隊も一宮城にて城主「谷 忠兵衛 忠澄(たに ちゅうべえ ただずみ)」を降伏させると、白池城へと迫ります。 同じ頃「小早川 隆景(こばやかわ たかかげ)」、「吉川 元長(きっかわ もとなが)」ら毛利軍も伊予を平定します。いよいよ長宗我部包囲…

(7)天正の陣

伊予国に進軍した毛利軍は4万にも膨れ上がります。毛利の総大将「輝元(てるもと)」は備後国三原に留まり、実際に攻撃を行ったのは 「小早川 隆景(こばやかわ たかかげ)」、 「吉川 元長(きっかわ もとなが)」 らでした。 隆景は第一軍として伊予国今…

(6)豪傑 比江山親興

さらに阿波の内陸へと進軍する秀長隊は膨れ上がった兵を2つに分けて、 秀長、小六は一宮城(いっくじょう)(徳島県徳島市)へ、 秀次、官兵衛は岩倉城(いわくらじょう) (徳島県美馬市)へと進軍します。 岩倉城を5千の兵で守る「比江山 親興(ひえやま…

(5)豊臣軍の快進撃

総大将羽柴秀長・秀次隊6万は淡路島より阿波国土佐泊へと上陸します。木津城(きづじょう)を包囲中に、讃岐より到着した黒田隊と合流します。木津城を守っていた「東条 関兵衛(とうじょう かんべえ)」はおびただしい数の敵を前に良く持ちこたえていまし…

(4)元親の計略

実は讃岐の城が簡単に落ちていったのには理由がありました。 元親は戦力を植田城に集結させ、簡単に城が落ちることによって油断した黒田軍を植田城に引き付け、その隙に白池城(徳島県三次市)に居た主力部隊が背後から叩く作戦だったのです。 しかし、軍略…

(3)官兵衛の行動

1585年6月 黒田官兵衛は「蜂須賀 小六(はちすか ころく)」 「宇喜多 秀家(うきた ひでいえ)」らと屋島経由で讃岐へ上陸しました。黒田隊は次々と讃岐の城を落とし、植田城に迫ります。植田城は長宗我部一門の「戸波 親武(へわ ちかたけ)」が守っ…

(2) 四国征伐開始

1585年5月 総大将であった秀吉は病の為、総大将を弟の小一郎秀長にし、副大将を秀次とした。 総勢10万を超える大軍勢を四国に攻め込ませます。 対する長宗我部軍は4万、本陣を四国の中心にある 白池城(徳島県三次市)に置きました。 先鋒の黒田隊2…

(1)元親の四国統一

1585年(天正十三年) 元親は伊予湯築城(いよゆづきじょう)にて河野通直を破り、四国統一を成し遂げた。しかし、時の覇者である羽柴秀吉(豊臣秀吉)は、元親の四国統一を認めることなく一方的に讃岐、伊予を割譲(かつじょう)し、秀吉に降伏するよう…

「般若心経~」02

「般若心経」は(はんにゃ しんぎょう)について少しずつお話していきます。 おそらくですが、日本の中で最も有名なお経ではないでしょうか。 仏壇に向かってじいちゃんやばあちゃんが、唱えているイメージが根強くあります。ですが、最近では若い人の間でも…

白蛇

戦国時代、土佐国弘岡に、「松梛盛衛門(まつなぎせいえもん)」という若者がいました。 父「松梛盛宗(まつなぎもりむね)」は、土佐国安芸郡の豪族であった「安芸国虎(あきくにとら)」に仕えていましたが、国虎が「長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)…

「般若心経~」01

「般若心経」は(はんにゃ しんぎょう)と言われ、広く知れ渡っていますよね。 私も小さなころから聞いたりしていました。真言宗の開祖「空海」は香川県で生まれ、四国には霊場八十八か所のお寺もあり、私、高知に住む者といたしましても、何とも所縁多い宗…

真西堂如渕

〇 【如渕】(じょえん) 〇 生年不詳~1588如渕(如淵)は「南村梅軒(みなみむらばいけん)」から土佐で南学を学び、京の東福寺、妙心寺にて修行をした後土佐に戻ります。土佐では「宗安寺(そうあんじ)」(高知県高知市)の住職となりました。「長宗我部…

石谷頼辰

〇 【石谷頼辰】(いしがい よりとき) 〇 生年不詳~1586 頼辰は美濃国「斎藤利賢(さいとう としたか)」の長男として生まれました。母の再婚相手であった「石谷光政(いしがい みつまさ)」の養子となって、娘を嫁にします。その後は将軍「足利義輝(あし…