忠兵衛ぐでんぐでん日記

高知の歴史好きが作ったプチ武将列伝&ざっくばらんな話集等です。

(5)豊臣軍の快進撃

総大将羽柴秀長・秀次隊6万は淡路島より阿波国土佐泊へと上陸します。
木津城(きづじょう)を包囲中に、讃岐より到着した黒田隊と合流します。
木津城を守っていた「東条 関兵衛(とうじょう かんべえ)」はおびただしい数の敵を前に良く持ちこたえていましたが水を絶たれて劣勢となり、さらに援軍が到着したとの情報を知ると、
「どうしてこのような大群を前に争う必要があろうか・・・」
と、土佐に逃げ帰っていきました。

関兵衛は撤退の際に秀長を土佐まで導いた事を咎められ、元親に切腹を命じられてしまいます。

牛岐城(うしきじょう)(徳島県阿南市富岡町)を守る「香宗我部 親秦(こうそかべ ちかやす)」、渭山城(いのやまじょう)(徳島県徳島市徳島町)を守る「吉田 康俊(よしだ やすとし)」ら重臣も城を捨てて逃げ帰ります。多勢に無勢なので仕方がなかったことでしょう。