忠兵衛ぐでんぐでん日記

高知の歴史好きが作ったプチ武将列伝&ざっくばらんな話集等です。

「般若心経~」18

「般若心経」について少しずつ私が勉強したことをお話しています。

今回は・・・

無無明」( むー むー みょー )
亦無無明尽」( やく むー むー みょー じん )

 

まだまだ「無」無双が続きます・・・

「無明」という言葉が両方に入っていますね。

無明(むみょう)とは仏教の言葉でして

一言でいうと何も知らない事(無知)となります。誤解といった意味合いでも解釈されるみたいです。
さらに「迷い」と結び付けている場合もあります。

「無無明」で「迷いは無い」になります。「無知は無い」でもよろしいかと。
※私は無知という表現より迷いのほうが分かりやすいので無明=迷いと解釈しています。

 

では次の
「亦(やく)」ですが、漢字の意味は「繰り返される・再び」という意味です。
言葉的には「同じように」といったニュアンスがしっくりくるでしょう。

「無明尽」の「尽」とはなんでしょうね。

「尽(じん)」とは~が尽きる(無くなる)という意味になります。

つまり

 

「無明尽」で無明(無知・迷い)が尽きるとなり。それに「無」が付いているので

「無無明尽」で無明(無知・迷い)が尽きる事は無い。
もう少し簡単に言えば「迷いって無くなることなんてないよね~」となります。

「無無明」・・・「迷いなんて無いし
「亦無無明尽」・・・「おんなじように迷いが尽きてしまう事も無いよね~

と解釈しました。