「般若心経~」02
「般若心経」は(はんにゃ しんぎょう)について少しずつお話していきます。
おそらくですが、日本の中で最も有名なお経ではないでしょうか。
仏壇に向かってじいちゃんやばあちゃんが、唱えているイメージが根強くあります。
ですが、最近では若い人の間でも結構人気らしいですね。
「写経教室」なんかもあり、お経を書いたり唱えたりする人が増えています。
趣味というと失礼かもしれませんが、宗教という意識をあまり持たずに考えると良いのかもしれません。
では「般若心経」とはどんなお経なのでしょうか。
そもそも、般若心経って略した言葉って知ってました?
コンビニエンスストア=コンビニ みたいな感じです。
正式名称は
「摩訶般若波羅蜜多心経」(まかはんにゃはらみったしんぎょう)
で、600巻(ながーい巻物が600くらい)もある経典からポイントを抜き出してくれたお経なんです。
めちゃくちゃ長い説明を「ようするに〇〇ってかんじだよ~」と要約して説明したって感じですね。
私たちが仏教を理解する上で、こんな何百もある経典(教科書みたいなもの)読んでられっか!って人に対して
じゃあ、これはどう?って紹介しやすいし、これくらいなら覚えて唱えられるよって人も出てきたわけですから。
般若心経ってポケットリファレンス的に重宝したと思われます。
西遊記で有名な三蔵法師(玄奘三蔵)等が訳して、8種類ほどあるそうです。
日本で普及しているのは空海が持ち帰った般若心経で、三蔵法師の訳したものみたいですね。
全て漢字で、題名から最後の「般若心経」で276文字です。