忠兵衛ぐでんぐでん日記

高知の歴史好きが作ったプチ武将列伝&ざっくばらんな話集等です。

(8)忠兵衛の思い

程なく秀長隊も一宮城にて城主「谷 忠兵衛 忠澄(たに ちゅうべえ ただずみ)」を降伏させると、白池城へと迫ります。


同じ頃「小早川 隆景(こばやかわ たかかげ)」、「吉川 元長(きっかわ もとなが)」ら毛利軍も伊予を平定します。いよいよ長宗我部包囲網が迫ばってきます。
しかし、元親は徹底抗戦の考えを変えません。

 

秀長より
「ここで長宗我部を滅亡させるのは忍びない、何とか降伏してもらえないだろうか。」
と相談をされていた忠兵衛は元親に降伏を進言します。

 

当然元親は激怒し、忠兵衛に対して切腹を言いつける始末でした。
それでも忠兵衛はひるまずに、重臣たちの連判状を作成して元親に諫言しました。

 

とうとう元親も肩を落とし。
「我一人がいくら戦う気持ちでいても、おぬしらにその気が無ければ是非に及ばず。」
と降伏することになりました。

 

こうして、太閤の四国征伐は僅か2カ月程で集結します。