「般若心経~」04
「摩訶般若波羅蜜多心経」という「般若心経」の正式名称を
「大いなる智慧を完璧に理解する心のお経なんだよ」
と訳しました。
さぁ!いよいよ今回からは本文の意味に移っていきますね。
先は長いかもしれませんが、少しずつ・・・少しずつですよ~(笑)
では、早速行きましょう。
今回は
「観自在菩薩」「行深般若波羅蜜多時」までにします。
冒頭ですので知っている方も多いと思いますが、お経風に読んでみると・・・
「かん じー ざい ぼー さっ」
「ぎょー じー はん にゃ~ はー らー みー たー じー」
途中に猫ちゃんがいましたね^^にゃ~
では、
「観自在菩薩」は分かり易いですね。
皆さんご存知の観音様です。
「菩薩」とは「菩提薩?」(ぼだいさった)の略です。
「菩提」は悟りという意味で、「薩?」は求める人という意味になるので。
まとめると
「悟りを求める人」ですね。
「観音菩薩」は「観世音菩薩」を略した言葉です。
じゃあ、
「観世音菩薩」と
「観自在菩薩」
だから違うじゃねーか(怒)と思われるでしょうが
実は、同じ観音様の事なんですよ。
呼び方が微妙に違うだけって思ってください。
マクドナルドを「マック」って言ったり「マクド」って言ったりするのと同じ。
観音様についての詳しい説明は今回は割愛します・・・すいません。
般若心経の一番最初に登場する観音様。つまり、
般若=智慧の象徴となっているのが観自在菩薩という事になりますよね。
次に
「行深般若波羅蜜多時」
の
「行深」(ぎょうじん)と読みますが、
「行」とは「おこない」、つまり修行という意味ですね。
「深」とは漢字の通り深い(ふかい)なので、
「行深」で「深い修行」と考えてよいでしょう。
「般若波羅蜜多」は題名で訳した通りで「智慧を完璧に理解する」
「時」は、「~の時」と訳すと。
「行深般若波羅蜜多時」=「智慧を完璧に理解する為に深い修行をしている時」と私は訳しました。
頭に菩薩様がいるので、修行をしているのは観音様ってことになりますね。
物語風にすると、
「観自在菩薩様が智慧を完璧に理解する為に深い修行をしてらっしゃった時」
となりますね。